ブルーオーシャン戦略

ビジネス本をようやく読み終わる。3日ほどかかった。今週は寝不足だったので、どうにも座ると寝てしまうため、ペースが落ちていたがようやく。

内容は、競争市場=レッドオーシャンで勝つのではなく、競争の無い新しい市場=ブルーオーシャンをバリューイノベーションを起こして制覇することで、成長していこうというビジネス戦略策定と実行の話。競合と戦い続けて疲弊するより、他と戦わないことで、真の勝利者になるべきだという教えは、孫子に通じるものがある。

なかなか面白い話ではあるが、読み進めていくと、いきなり全く関係のなさそうなところへ飛び込んでいくのではなく、「戦略マップ」という定性的なベンチマークを使っての差別化戦略の一バリエーションのような気もしてくる。ただ、通常の差別化戦略は、同一のマーケットに対して差別化で市場占有率を狙ったりするのに対して、本戦略は、新たな需要を開拓するところに、かなり重点が置かれている点がちょっと面白い。

使っているベンチマーク用のツールは、かなり簡単なものなので、色々と参考にはなりそうだし、一部だけでも使えるものが多いので参考になりそうだ。

ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する (Harvard business school press)