WK作戦研究 第1回

老が「Warrior Knights」の日本語ルールを翻訳完成したので、さっそく読むことに。ちょっと昔のゲームだからなのか、ルールがあまり整理されていないのが気になるが、イメージとしては投票ありのマルチウォーゲーム中世版。陣営毎の特徴はどうも無いのだが、それなりに面白そう。

ということで、かなり無謀だがルールブックのみで作戦研究を行ってみたい。(W

1.勝利条件からの分析

 ゲームである以上勝たなければ意味がない。そのために最初に確認するものは勝利条件である。そこでルールを見ると
「23.1 勝利条件:盤上の都市の過半数を支配した男爵は即座に勝利する」
とある。何個都市があるのかわからないが、6人プレイで過半数というのは大変だ。最終局面では5人を相手に戦う必要があるのかもしれない。そこで、プレイヤーの脱落ルールについて確認する。男爵というのは、プレイヤーのことで、男爵自体はどうも死なないようだ。男爵の本拠地は「城砦」と呼ばれるらしく、城砦が攻略されると全部の都市とお金(これは半分)を奪われ、新たな城砦を得て再起するらしい。すなわち完全脱落はない。が、城砦を攻略できれば一気に支配都市を増やすことができる。その瞬間に過半数を超えていれば勝利らしい。 恐らく最終局面はお互いの城砦を攻略しあうのだろうか。それを考えると、城砦(最初に順番におく)の配置は大事なようだ。

城砦を攻略するのも都市を攻略するのも配下の貴族の仕事である。配下の貴族は4枚づつカードが配られるということと、どうも貴族ごとに固定の城をもつことから、最初に自分の配下の貴族がどこに配置しているかはかなり大事である。貴族が全滅した場合、貴族が復活(どうもその後継者が出現するらしい)場所はその貴族の城または城砦なので、城と城砦の位置関係はかなり大事だ。逆に言えば、城や城砦が出撃拠点ともなりうるため、他の都市との関係も考えて城砦を配置する必要があるともいえる。