6ステイン

福井 晴敏の「6ステイン」を読了。彼は「亡国のイージス」以来のファンだが、今回のは地味目のスパイ物とも言える短編集。とはいえ、なんとなく、人生折り返し地点が近い私としては、この話で語られる人生後半戦の人たちの話がなかなかピントくるものがある。

亡国や、終戦のローレライなどけっこうヘビー級のイメージがあった福井 晴敏だが、この手の短編もなかなか読ませる。次回作が待ち遠しい。