キングスポートのすべてを読んで

 

クトゥルフ神話TRPG キングスポートのすべて (ログインテーブルトークRPGシリーズ)

クトゥルフ神話TRPG キングスポートのすべて (ログインテーブルトークRPGシリーズ)

 

 シナリオをだいたい読んで見ました。

この本にはとにかく夢についてのヒントが満載です。夢と現実の境目というのがキングスポートの醍醐味なのかもしれません。夢をゲームに導入するためのヒントも多数載ってます。

そして、シナリオ的にもやはり夢に絡むものが多いです。

「世界の縁の家」これはなかなか難易度の高いシナリオです。まず導入から難しい。条件がたくさんあるのに、どうやってその条件を満たす状況になるのか書いてないw

そしてオチが難しい。何のためにこの冒険しているのかだんだんわからなくなる終わり方です。

その割にはブラッディw そしてパーティにその後も多大な影響あり。これは大変です。

「夢と空想」これはさらに難解です。ひょっとしたら面白いかもしれませんが、とにかく夢がすごくで、プレイヤーのSANチェックが必要かもwプレイヤーは大分わけがわからなくなりそうです。

「地獄の船」安心してください。普通のシナリオですw

ポートだけに海ものです。導入から途中の展開含めて王道のホラーです。ただし敵が強いです。海の上が舞台になるのですが、大概の探索者は探偵とかディレッタントとか新聞記者とかなのでうみのうえでの冒険はあまり自由が効きませんし、装備も制限されます。下手すると全滅しかねないシナリオは大変です。

「灰に色あせて」なかなか良いシナリオです。よくある小さな事件から深みにはまって行きます。しかし、これも夢が絡んで来ます。

夢が絡むと大人数パーティだと難しいと思います。というのは夢か現実かが大人数だとわかりやすいので。

と言うことで、これはかなり上級者向けと思われますw