ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘

 

 

みてなかったような気がしてみてみました。

みてませんでした。おそらく当時子供雑誌で写真を見たのだと思います。

この頃の人間の味方っぽいゴジラは嫌いであまり積極的にみてませんでした。

この映画のゴジラは野生の生き物的で、さほど味方でもないのですが映画的には色々突っ込みどころの多い映画です。

特に主人公がもう信じられないぐらい行き当たりばったりです。銀行強盗した後人のヨットに忍び込んで潜伏してます。そこにやってきた若者に嘘をついて適当にあしらいますが、その若者の一人が勝手に海で行方不明になった兄を探して船を出してしまいます。て、そのまま航海に出かけてしまいます。

結果としてエビラに襲われ、謎の島にたどり着きます。そこでなんとなく女の人を助けて、謎の組織と敵対し、なんとなく敵の基地に忍び込み逃げまします。て、さしたる考えもなく眠っていたゴジラを起こして混乱させようとして雷を起こし、謎の組織から逃れる為に罠を仕掛けて潜伏していたはずなのに浪花節に弱いと言ってまた敵地に潜り込み、暴れるゴジラのせいで核爆弾がセットされ、最後の最後でモスラに助けられて島から脱出です。

さて、日本に戻っても強盗なのでよく考えたら逮捕ですが、モスラの島に行ってのんびり暮らすのでしょうか。

また、タイトルに出てない怪獣が出てきます。こいつだけ名前が出ないのですか、大コンドルというらしい。鳥型モンスターで、ゴジラと戦う鳥といえばリトラに似てるなあと思ったら、この大コンドルを改造してリトラは作られたらしいです。ただ、大コンドルは全くストーリー的に意味がなく全くでなくても良い怪獣でした。

一番ひどいのがゴジラで、これでもかと岩を使って戦います。手が短い上に無敵のボディと無敵の熱線を持ってるくせに石で戦うのはなんなんでしょう。無意味に石でエビラとキャッチボールを繰り返したりしますし、熱線はしょぼいし最悪です。造形も最悪なぐらいかっこ悪いです。

この映画で唯一の見所は水野久美が出ているところ。さすがの貫禄の美女です。東宝特撮のナンバーワンかもしれません。

彼女が東方得意の黒塗り原住民になって活躍しまくる映画です。そう思った方が良いですw