ノモンハン秘史

ノモンハン秘史 完全版

日経新聞に大きめに広告が載っていて、気になりました。

なんとなく満洲の僻地でソ連関東軍が紛争を起こし、機械化されたソ連にコテンパンにやられた、ぐらいの認識でした。

最近ソ連の機密文書が大量に公開されて、投入されたソ連の兵力とその損害の実態があきらかになりましたが、投入された兵力は8倍ぐらいであったにもかかわらず、損害は圧倒的にソ連の方が多く、戦車や飛行機の損害に関して言えばソ連は大敗北だったようでした。

日本軍といえば日本人ですら肉弾戦闘中心の全自体的な戦闘形態のイメージの人が多いと思いますが、思うに結構火力重視のような気がしています。最後に突撃するのはアメリカでも歩兵は変わりません。そうしないと占領はできないので。

まだ読んでいる最中ですが、前半だけでも火力の話と日本兵の練度の高さがわかる気がします。数字に基づかないイメージって恐ろしいなと思いました。