TTRPGあれこれ (2)TTRPGのルールって

TTRPGのルールについて思うことを書いてみよう。

究極的に言えばルールは不要だ。無論ダイスも不要だ。現実の世界にはそんなものはないからだ。
究極のTTRPGとは、マスターが状況説明をする。プレイヤーがキャラクターの行動をプレイする(何をするか言い、セリフなどを言う)。マスターがその行動の結果をまた状況説明する。場合によってはNPCを演じる。この繰り返し。

これがTTRPGの本質だと思います。ただ、行動の結果に、その世界の一貫性を保たせるのが難しい。「トゥーン」と「クトゥルフ」ではだいぶ物理法則が違うからだ。そのためにマスターを補助するために各種ルールがあるように思う。多くの結果判定ルールがTTRPGのルールというものの大半を占めるのはそのためなのだ。

もうひとつの役目は、キャラクターの能力値を客観的に示して、プレイヤーにプレイしやすくさせるための機能。これは、どのような個性がそのキャラにあるかを客観的なデータとして示すことで、役柄をイメージしやすくさせるためのものといえる。

結局プレイヤーにとっては、ルールというのは楽しむためにはそれほど大きなファクターでは無いと思う。正直ルールなんか知らなくてもそれほどプレイには問題はない。

では、知っていた方が良いか?というと結構微妙な気がする。なんのために知っていた方がよいのか?というのが問題だと思う。効率よく戦うとか、死ににくくするためにルールを知るという考え方はCRPGでは普通かもしれない。しかし、TTRPGでは本当にそのようなことが必要なのだろうか。