AGOTのルール理解。

大雑把には読んであったが、細かい部分を確認する。補給のマーカーはいつトラック上を移動するのか?(補給イベントの時のみに数える。補給イベントが起きなければ実際には補給地を全て失っていても、補給トラック上はその前の補給イベント時の制限しかかからない)逆に一回少なくなると、占領して増やしても、補給トラック上のマーカーは補給イベントまで動かない。そのため退却や動員は補給上の制限を受けて、ユニットが消えたり、生産できなかったりする。リスキー!

部隊が消滅するとき。(一度敗退した部隊が再度敗退した場合。)一見すると、公家カードの剣が城を上回った数しか消滅しないように思える。剣は最大2で、かならずしも全部の公家カードに書いてあるわけではないから、意外と戦闘をして敗退しても部隊は減らないようにも思える。ところが、それぞれの移動マーカーの移動毎に戦闘を解決するので、敗退した部隊がいるエリアが他者に攻め込まれる可能性は実は高い。そこで再度敗退したら全滅である。うまくやるとあっという間に部隊がいなくなってしまう。このゲーム、部隊の生産はイベントが起きないとできない。部隊数制限が厳しく、生産ポイントがあっても生産できないケースも多い。1部隊の損失もけっこう厳しいのに、意外とブラッディなこのルール。かなり厳しい。このあたりはディプロチックか。部隊の損失がそれほど致命的ではないDUNEとはだいぶ違う。

侵略で無効化できるのは?->侵略、統合(集金ね)、援軍。行軍と防御は無効化できない。まぁ、これ無効化できるとけっこうどうしようもないからなぁ。当然といえば当然か。特に援軍が超強力だけに、援軍の無効化は大変だ。援軍は隣接している戦闘に介入できる。自国の攻撃・防御だけでなく、他国の攻撃・防御に参戦可能だ。ペナルティなし。介入した側が仮に全滅しても被害は全くうけない。何度でも全軍で援軍ができる。しかし、隣から侵略されると、そのターンは援軍は完全に遊んでしまう。(援軍命令が侵略によって除去されると、援軍はできない。当然行軍できない。攻め込まれたら防御は可能だが、防御命令の+1などのボーナスはない)なかなか面白い。

仮にたくさんの部隊がいるエリアがあったら、そのエリアは二つの選択肢が。援軍命令をおいて、周りの戦闘に全て安全に戦闘力を注入する。または自ら行軍して攻め込むと二つある。それに対する対策は、援軍なら侵略で無効化。行軍なら防御(か、そのまわりに援軍)ただし、読みが外れたら逆にそこが弱点になるか無意味な防御になる。けっこう厳しい。よくできている。

さて、そろそろ地政学的分析をしないとなぁ。(W