話を聞かない男、地図が読めない女

職場の人から本を借りる。「話を聞かない男、地図が読めない女」というちょっと前にベストセラーになった本だ。簡単に言ってしまえば、男女の特徴的な行動の違いは、遺伝学的に先天的に身についたものなので、あきらめなさい。(W ということだ。ちょっと極論気味だが、本質的には面白い。色々な男女の違いで後天的なものと思っていたものが、実はそうではないということが、最近の脳の研究の中でいろいろ明らかになってきたというところは、興味深い。

しかし、すぐゲイの話や、下ネタに話が行くところは上品な人には受け入れられないことになりそうで、ちょっともったいない気もする。また、先天的な弱点もトレーニング次第である程度克服は可能なはずで、そういった話ももうちょっとしないと、なにかあきらめムードばかりが先行してしまうのでは?という余計な心配までしてしまった。

とはいいつつ、基本的には面白いし、短くまとまっていて読みやすい本なので、読んでおいて損はないかもしれない。(通勤の行き帰りだけで1日で十分読みきれる感じ)

話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く