言いにくいことを上手に伝えるスマート対話術

会社の同僚が受けてきた研修で進められた本を貸してくれた。言いにくいことをどうやったら言えるかという本で、「7つの習慣」の人もお勧めとのこと。中身は7つの習慣にもちょっと似た感じだが、(特に概念図が出てくるところなんか)けっこう面白い。

言いにくいことを会話するときには、得てして感情的な会話になったり、相手を攻撃したり、だまってしまったりと、最終的に求めていた解を得られない対話になってしまうことが往々にしてある。このような無意味な会話をなくすにはどうしたらよいのか?という本である。基本的に、相手に何かを求めるのではなく、「自分から」色々なことをやって、相手を引き出していく会話テクニックである。 特に感情的になったりしてしまうことを自ら抑えるテクニックを用いて、相手がなぜ感情的になっているかまで理解して対処するというあたりは非常に応用性が高いような気がする。

ただ、惜しむらくはなんとなくこの本が読みにくい。また、どうも覚えにくい。4つの○○、5つの○○といった数字+テクニック的な記述が多く、それらが似ているような気がする。もうちょっと本の内容がこなれるともっと理解がスムースになるような気がする。とはいいつつ、けっこうお勧めな内容だと思った。

言いにくいことを上手に伝えるスマート対話術