湾岸

湾岸ミッドナイト34巻をGET。キャンプに行くときにコンビニで見かけていたのだが、帰ってきてやっと買える。山本モータースの腹違いの弟の話。ポルシェがメッサーならゼロはなんだろうといいつつ、車を探していく展開はなんとなくいままでとは違った感じで面白い。いままでは、どちらかというと一つの車にそれなりに思い入れがある人たちの話しだったが、今回はそういうのとは違う展開。

湾岸ミッドナイトが世の中の車、レースもの漫画とは決定的に違うのは、勝ち負けを競っているわけではないというところだと思う。そもそもスタートも無ければゴールもない、そういう環境でわかるやつ、わからないやつが、何かを追い求め、走り続ける。そして走り続ける者、途中で降りる者がいる。途中で降りる者も別に何かに負けたわけではない。卒業とも違うなにか別の世界へ行く、その読後感がすがすがしい。

湾岸MIDNIGHT(34) (ヤンマガKCスペシャル)