今回のメインはウォー・ハンマーRPGであったのだが、時間があまったので、Wings of WarシリーズのWW2バージョンである、「DAWN OF WAR」をやることに。
以前から個人輸入で入手してあったのだが、なかなかやる機会がなく、お蔵入りしていたものだったが、意外にもみんな興味があるということで今回持っていっていた。
結論から言うとかなり面白い。
基本システムは極簡単で、
1.計画
マニューバカードと速度マーカーを伏せて出す。
このカードが使われるのは2ターン後。
伏せて出すカードは2枚で、先入れ先出しで毎ターン後で1枚使う。
そのため2ターン先の移動を計画することになる。
2.移動
1枚のマニューバカードと速度を表にして、そのカード
にしたがって機体を移動。移動できる距離と向きはカードに
書かれている。
3.全ての機体の移動が終わったところで、射界に敵機がいればダメージを
与える。近距離が遠距離かで与えるダメージが変わる。
ダメージはチット引きで、A,B,C三種類のダメージチットから
指定された種類のチットを指定された枚数引きダメージとする。
ダメージは受けた側だけが見る。
機体ごとに耐久力があり、ダメージが耐久力以上で撃墜。
簡単に言えばこれだけ。
基本ルールでは高度の概念がないのだが、これはこれで簡単で良い。
ゲームも安易なリアリティより割り切りが肝心な場合もある。
そのほかにインメルマルターンの特別ルールなどがあるが、極シンプルな
ルールの割りに意外と面白い。
マニューバカードは機体特性に応じて4種類のデッキから選ぶ。これが微妙
なバランスをかもし出している。
都合3回やったのだが、2回勝利(それぞれで撃墜1)、1回敗北(逆に
撃墜された)。
空戦ゲームというと広い床のあちこちで戦うイメージがあるが、机の
上で1m四方で十分戦えるのが良い。
また、カードを使ったシンプルなプロット方式だが、意外なくらい
面白い。カードとスピードの組み合わせもありあまり無茶なことができない。
残念なのが、日本機が少ないこと。なんと隼と零戦(それも1タイプづつ)しかない。大戦初期のヨーロッパ機が中心ということもあるが(メッサーはE1〜E6までの4機種ある)さすがに太平洋戦線は手薄か。アメリカ機も2種類F4Fが2機種のみというのはアメリカ製ゲームとしてはびっくり。バッファローやエアロコブラは忘れたい過去なのか。
とはいえ、追加機種と追加デッキを望む。
手軽で傑作だと思う。