デルタ

会社に行くと、上司がデルタのドルチェビータを買った。黄色っぽいオレンジの軸のドルチェビータは気になる万年筆だが、生で見るとさらに良い。軸の微妙な色合いや模様が実になまめかしい。ビスコンティといい、デルタといい、軸の色合いの素敵さ加減は実にイタリアらしくすばらしい。

書き味だが、M字ということもあり、新品ながら凄く良い。インクはペリカンのロイヤルブルーとのことだが、実に滑らか。これはあたりなんだろう。Webでイタリア万年筆の品質云々ということが書いてあったが、デルタの旗艦たるドルチェビータには抜かりなしということか。ちょっとうらやましい。

気になってしまったので、帰りに池袋東武伊東屋に行って見た。いつも池袋はLOFTとハンズばかり行っていたが、こと高級万年筆の品揃えということになるとさすがは老舗の伊東屋といったところか。値段は定価なので高めだが。

ここでもレッドトレドなど、目の毒のような万年筆を目の当たりにしてクラクラする。ここはモンブランンも正規代理店なので、グレタ・ガルボとか置いてある。池袋のなかなかあなどれないなー といいつつ、結局何も買わずに退散。弊店まで20分しかなかったので、ゆっくり見ることもできなかった。ちょっと東武は慣れないと夕方どうやって7Fまであがるのかわかりにくい。エレベータでなんどもいったりきたり。