ヤマト

見てきました。SPACE BATTOESHIP ヤマト。

「宇宙戦艦」でないところが、妙にギャラクティカが入っていてちょっと今風です。ストーリーにもちょっとだけギャラクティカテイスト(航海の目的に嘘が含まれている)も入っています。

実は見所は冒頭の沖田艦隊対ガミラス艦隊ではないか?ともちょっと思いました。この部分はかなり良いです。
CGはがんばったなぁという感じ。ときどきヤマトが妙におもちゃぽくなるときもありますが(戦闘じゃないときとか)見せ場(発進時とか、波動砲とか)はけっこう良いです。

残念なのがワープの映像。なんか煙につつまれ、煙とともに出てくる。イメージ的にはハクション大魔王の登場みたい。(ぉ

主要メンバーは当然ですが、比較的マイナーなキャラもちゃんと出ます。南部とか相原とか。しかし、時代を反映してなのか、佐渡先生が女性になっていたり、相原が女性になっていたり・・・森雪がブラックタイガー隊のエースパイロットだったり(加藤と山本はしっかりいますが、エースじゃない)ということろが大きく違っていたりもします。

気に入ったのは地球防衛軍司令長官=橋爪功がアニメに近い感じでよかったです(ぉ

ストーリー的にはイスカンダルへの旅+さらばテイスト込みで、おなかいっぱいです。(空間騎兵隊の斉藤始がいるので、ある程度予想されましたが)

ちょっと残念なのが、ガミラスかなぁ。もっと普通に人型宇宙人ってのでも良かったかと思いますが、相手側のドラマまで見せてる時間が無かったのか、今風にしたかったのか。総統ってのも昔のヤマトに思いいれのない人からするとモチーフとか受けないかもしれないってことかもしれません。

キムタクはあいかわらずキムタクの役なんで、どうでもいい感じですが、黒木メイサが意外と演技いまいちなのが残念。なんか妙に演技くさいきがして。ルックスは松本キャラ似なんで凄く良いと思ったのですが。

映画全体としては、なんか音が凄いのと、画面内の情報量が多いので、映画館に行く価値ありでした。日本映画のSFではひさしぶりに満足です。
これに欲を出して、999とか実写で作ったりしないで欲しいですけど。
#予告編でやっていたあしたのジョー実写版はけっこう良かったですけど(ぉ