君の名は

日本映画久しぶりの大ヒットで、予告編から気になっていたので遅ればせながら見てきました。
面白いです。
泣けるか?といえば泣けないのですが、若い人だともっと泣けるのかもしれない。

高校生の男女、地方と都会での入れ替わりものなんですが、そこに彗星衝突による街の消滅を絡めてます。
SF的な要素もありますが、ストーリーの中心は、二人の高校生の恋愛や成長、自分探しなどの青春ドラマです。
なので、これはちょっとひねった青春ストーリーと思ってみるのが良いかなと思ってます。
そう思えば、いろいろと巷で言われている細かい整合性とかは全く気になりません。

青春ストーリーに論理的な組み立てなんて聞くのが野暮ってものです。
スーパーマンに文学性を求めるようなものです。

ラストシーンの階段でいうセリフを聞いた時にはちょっと鳥肌が立ちました。
ここまで予定調和でいうセリフも予想できるのに鳥肌が立ったのには驚きました。

背景は全般に実にきれいで、特に田舎の風景が不思議なぐらいきれいです。
実際にあるのなら見てみたい土地ですね。

東宝はシンゴジラとこの作品でウハウハだと思うので、来年も良作をコツコツ作ってほしいものです。