昇段審査

空手の昇段審査を土曜日に受けてきました。

全く運動してこなかったインドア派の30代が17年かけてやっとたどり着きました。

入門する前はとても続かないかと思ってましたが、経験してみるだけでも良いかと思い、意を決して入ってみましたが、空手バカ一代の怖いイメージとは全く違い、丁寧で礼儀正しく、思いやりにあふれた世界でした。武道ですし、高めるための練習は基本的には疲れるものですが、大怪我をしないような配慮も沢山ありますし、むしろ体のケアは普通のスポーツより大変安全です。個人でスキーに行っていた時の方がよっぽど怪我してましたしw

最初の頃はただ楽しいので、スパーリングやミット打ちや試合にでたりもしていましたが、徐々に型や基本に凝るようになりました。そうなるとその技の緻密さ、身体コントロールの深淵に触れ、自分の未熟さに嫌になり、だんだん恥ずかしくて審査から遠のいていつまでも同じ級に居続ける状態が続きました。

帯が人を育てる、とった帯に育てられることもあると言われて、そういう先輩たちを沢山見てきて、自分も50代になってしまったこともありここで受けないとこのまま逃げ続ける、言い訳し続けることになるとも思い意を決してこっそり決意してやっと審査を受けることができました。

審査結果は自分としてはもっとできるつもりでしたが、まだまだ未熟な事がはっきりわかったものでしたが、それが認識できたのは大変勉強になりました。

ここまで大変沢山の指導をいただいた先生、先輩方への恩返しのためにもこれからも練習を続けて行きたいと思います。