何度もやろうとと言っていたのになかなかできなかった3人ゲームの傑作マリアをやりました。
オーストリア継承戦争が舞台で、マリア・テレジア、フリードリヒ大王、ルイ15世に分かれて戦います。
シュレージェン併合を狙うプロイセン、神聖ローマ帝国の割譲を迫るザクセンとバイエルン、バイエルンを陰で操るフランスが迫り来る中、若干23歳でオーストリアを父から継いだマリアはオーストリアを守り抜けるのか?というゲームです。
僕はオーストリア担当でした。いきなり冒頭からプロイセンの大群がシュレージェンに殺到し、その隣はザクセンがプラハ目指して進撃してきます。西はバイエルンとフランス連合軍が進んできます。
軍隊は基本的に将軍に率いられており、盤上のユニット数は結構少ないです。移動力は結構限られているのと、将軍が率いる軍勢の数の制限が厳しいので、スカスカの参戦になりますが、将軍の3エリア以内の都市は、敵ユニットが入っても取られず、結局野戦軍を撃退して将軍の支配下から解放しないといけません。
都市を取られると相手にVPを献上しますが、こちらのVPも何かリソースを失うわけではないので無理に取り返す必要は無いのですが、VPサドンデス勝ちがあるためある程度以上与えると緊張感が出てきます。
序盤はオーストリアは上手く遅滞防御を行い、一年目はなんとかシュレージェン併合を防ぎます。
ただ、戦闘の力の入れ具合が分からず、変なところでカードを使いなど失敗しつつなんだかんだであちこち守ってます。
プラハもザクセンに取られ、西オーストリアも随分取られましたが、フランス近くで選帝侯選挙用に独立部隊が選帝侯領地を取ったおかげで国事軍がサドンデス勝ちする可能性が出てきました。
国事軍はイングランドを中心としたドイツ連合軍でオーストリアの共同国の大国なのですが、プロイセンプレイヤーがあつかいます。国事軍はオーストリアは味方のため一切攻撃などをオーストリアは行えず、国事軍のサドンデス勝ちを防げるのはフランスだけになります。
フランスはそこそこオーストリア領土でVPを稼いでいたので、戦線縮小を宣言して、派遣軍主力を本国に呼び戻して国事軍に全力で向かいます。主力のフランス軍を失ったバイエルンは撤退して逆にバイエル防衛に努めます。西からの圧力が無くなったオーストリアは主力をシュレージェンに振り向けますが、プロイセンの全力攻撃にあと一歩及ばすシュレージェンは陥落しプロイセンに併合されてしまいました。
そこですかさずプロイセンは講和条約を持ち出し2ターンの中立を迫り、とても取り返せそうにないオーストリアは渋々講和に応じます。
シュレージェンを拠点としてオーストリアに攻め込まれると思い防衛体制を固めてカード補充に努めていましたが、講和の影響で中立化したザクセンを懐柔し味方につけます。
そうこうしていると、国事軍と激闘していたフランスがオーストリア派遣軍の本国帰還の勢いも有り、逆にサドンデス勝ちのチャンスを迎えましたが、国事軍の補給切れ防衛と、逃惑うオーストリア軍の絶妙な防御でフランスサドンデス勝ちを防いでしまいます。
ここまで圧倒的にビリで、ノーマークだったオーストリアに最初で最後のチャンスが最終年で回ってきます。プロイセン本国に突撃したザクセン軍がプロイセンの端っこの都市を抑え、全軍でシュレージェンに突撃したオーストリア軍が、何個か都市を抑えて、最後の一戦でプロイセンに大ダメージを与えられれば勝ちという状況でオーストリア最後のカード引きで、ハイカードを2枚引き、大逆転で最終ターンにサドンデス勝ちしました。
オーストリア領の全ての敵を一掃し、シュレージェンの半分ほどを取り返してマリアはオーストリアを救いましたw
正直何度も負けたなと思いましたが、最後まで諦めずに頑張って良かったです。