王狼たちの戦旗 上

ようやく読了。なんか凄いボリュームだなぁ。前作で出てこなかった、ティレル家とグレイジョイ家がようやく全開になってきた。マーテル家はいまだにほとんどわからない。とにかく主役級(というか、その人の一人称での語りくちになる)が多い。

スターク家はエダード、ケイトリン、ブラン、アリア。
ラニスター家はティリオン。
グレイジョイ家はシオン。
バラシオン家はダヴォス。
あとは、壁のジョンと、ターガリエン家のデーナリス。

このあたりが、主役級なのか。と思っているとけっこうあっさり死んじゃう人とかも多いから油断できない。(W 設定だけしかなかったヴァーゴ・ホウトもついに登場。(ちょっとだけだけど)キャラが分かってきた。特殊能力ありのキャラは、だいたい見せ場も多いので、楽しみだったが、良かった良かった。あとまだ、ほとんど出てきていないのは、茨の女王ぐらいか。凄い特殊能力付きなので、活躍するんだと思うのだが・・・しかし、この人、カード名はあだ名だけだなぁ。(W さて、早く下巻が読みたいものだ。

しかし、人気投票とかしたら、どうだろうか。私は圧倒的にティリオンが良いと思うのだが、どどうかなぁ。圧倒的な悪役のラニスター家の次男坊。美男美女の家柄のラニスター家にあって、発育不全で、醜く、小さいティリオン。だが、その智謀はまさに鬼神。そして、非情なラニスターの中では人間的な優しさを時々垣間見せる。そして、さらに外道なやつらを手玉にとって、口先三寸でひどい目にあわせるところ。けっこう何度も死にそうになっているのに、なんとか切り抜けているしなぁ。 やっぱり最後はティリオンが主役になるような予感もあり、次の巻であっさり死ぬかもしれないし。侮れない。面白い。

王狼たちの戦旗 (上)  (氷と炎の歌 2)