A Game of Thrones

今日は、定例会にて、念願の「A Game of Thrones」を5人プレイする。

私はティレル家。他は、老=バラシオン、よっしー=スターク、ごん=グレイジョイ、りゅう=ラニスター。

序盤はグレイジョイが大暴れする。グレイジョイだけが、他の家の本拠を1ターン目に攻撃できる位置にいる。その手をグレイジョイが一気に見せ、ラニスターに対して牙をむく。結果として、ラニスポート(ラニスターの本拠)は攻めなかったが、楽々シーガードとリバーランという本拠地級の重要拠点二つをグレイジョイは陥落させる。バラシオンはベストムーブでキングスランディングを手堅く陥落させる。スタークは北部と南部に勢力を分散させながら周りを制圧。ティレルも南部を手堅く押さえる。ラニスターだけがあまり進展がなく、ラニスポート陥落の危機はなくならない。

一機に大躍進したグレイジョイだが、グレイジョイの重厚な戦力は、パイク周辺で守っている分には圧倒的だが、侵攻を考えるととたんに薄くなる。海軍力で援護できるのは、沿岸に限られるからだ。序盤のmoveミスなどもあり、その戦力を有効に生かせない。しかし、スタークが、アイリー方面に侵攻していったため、圧力もなく、着々と戦力を蓄える。 そして、キングスランディングとストームエンドを抑えたバラシオンも確実に勢力を増やす。ティレルは広大な領土を勝ち得たが、南部は思いのほか豊かではない。特に城が少なく戦力増強が厳しい。早めにサンスピアを落とすべきなのだが、ラニスターが風前のともし火で、グレイジョイが圧倒的な海軍を持つ状況で、本国海域をなかなか空けられないため、サンスピアを落とせない。

そうこうするうちに、バラシオンはスタークが抑えたアイリー地方を逆に征圧していき、徹底的に守りに入っているラニスターを攻めあぐねたグレイジョイはスタークの領土に侵攻を開始。この戦いは一進一退。そして、スタークがバラシオン海軍をケイトリンの防御2倍で撃退し、なんとか防御態勢を整える。が、この時点でバラシオンはかなり圧倒的な感じになってきた。

バラシオンがサンスピアを陥落させて6つの城を確保し、7つめを取れるかどうかというところに来た。ねらい目は、スタークの城だが、結局スタークのホワイトハーバーは断念する。そこで、ティレルがキングスランディングとサンスピアに逆襲し、また混戦状態に。しかし、終盤戦力に物を言わせて薄くなったティレル領にバラシオンが逆襲し、サンスピアを奪還。時間切れ寸前にストームエンドをバラシオンがティレルから奪還して、判定勝ちを収める。(時間切れ時点で5つの城を持っていた)恐らく10ターン目には、7つバラシオンが取れていたかもしれない。

結局プレイだけで、9時間ほどかかってしまったが、(W 全員が始めてだったことを考慮してもかなり面白いゲームであることがわかった。FAQにあるとおり、ラニスターの1ターン目はかなり厳しいので、ティレルとグレイジョイの鴉の影響度を入れ替えるのは意味があるように思う。行軍+1が使えなければ、それほどグレイジョイは圧倒的ではない。1ターン目に、シーガードはグレイジョイ、リバーランをラニスターが取れれば、あの地域の展開はもうちょっと変わるだろう。

しかし、かなり面白いゲームだ。プロット式だが、移動できる部隊の数は少ないので、それほど煩雑ではない。ただ偶然の要素が戦闘には無いので、かなり詰め将棋的ではある。今回はCLASH OF KINGSのイベントがあまり序盤で起きなかったので、お金があまりがちだったが、実際はこんなものだろう。またいつかぜひやりたいものだ。