小太郎の左腕

小太郎の左腕 (小学館文庫 わ 10-3)

小太郎の左腕 (小学館文庫 わ 10-3)

和田竜強化週間でしたね。読了。
これも面白かった。

のぼうと忍びがどちらも史実をベースにしているのに対して、これは完全にフィクション。それだけに、展開がどうなるのか全く読めないところも良い。

また、登場人物がすがすがしく、いきいきしているのが和田竜作品の特徴でもあるが、この作品もやっぱりそう。

落ちはじゃっかん影があるものの、意外なほど読後感はさっぱりしていて、このあたりも実に好み。

短いのも良い。コミックは長くなる一方だけど、話は短いのが良い。

映画の原作なら、これそのままでもいいなぁ。非常に映像向き。
村上海賊の娘も面白いんだろうなぁ。

しかし、この次はまたハードボイルドに戻る予定。もう買ってあるし。