テネット

映画秘宝 2020年11月号 [雑誌]

見てきました。テネット。

面白いです。正直細かいところはよくわからないのですが、まず話が面白い。

スパイが世界を救う話です。キャラも立っていて、主人公(名前無い)のジョン・デビット・ワシントンとか、ヒロインのキャット役のエリザベス・デビッキとか実に良いです。

で、ノーラン監督といえばややこしい時間がらみのギミック。エントロピーが減少する逆転を起こす機械が未来から送られて、それにより順方向と逆方向がアクションする謎な状態になります。

もう終盤とか無茶苦茶な感じで、前向きに走る兵隊と、後ろ向きに走る兵隊と、爆発と爆縮と、入り乱れて思わず笑ってしまいます。

もう何がなんだかわからなくなっていきますが、細かいことを気にせず、全体ストーリーだけ追っていくとついていけます。大量に貼られる伏線もわかったものだけでいいのです。

考えるな、感じろというセリフが前半で出てきますが、まさにそんな感じ。

タイムリープ物みたいな気もしますが、逆転の時間軸の中を動くので、主人公から見ると一つの時間軸しかないという、書いていても訳がわからない感じですw

もうこれは見る以外では理解できない、でも最高の映画だと思いました。

クリストファー・ノーランはやはり只者ではない監督です。

映画秘宝の最新号はネタバレしますが斜め読みしておくと理解がだいぶ楽になります。