アンパンマン ロールとローラ うきぐも城のひみつ

子供のためにケーブルで録画したアンパンマンの映画をDVDに保存する。とはいいつつ、アンパンマンは結構好きだ。特に映画はかなり良い。

アンパンマンはかなり凄い設定だ。そもそも主人公はパン屋のジャム氏が作ったパンだ。とはいいつつ、どうもパンで出来ているのは頭だけで、体はなにか他のものでできているらしい。そして、その頭をちぎって他の者に食べさせることができる。弱ると頭を交換することで、強さが回復する。すなわち、頭は単なるエネルギー源であって、本体は体だと思われる。ということはジャムおじさんが作ったとはならないような....

この世界もかなりいかしている。とにかく何でも人間のように動いて生活する。動物(カバオなど)は言うに及ばず、アンパン、おにぎり、石鹸などなんでも動く。よくわからないのは、てんどんまんやかつどんまんで、どう見てもただのどんぶり人間で、中に入っているものはなんでもいいような気がする。事実中身を食べられてよわったところに、かまめしどんの釜飯を入れて体力回復していたことがあるし。不思議。ただ、もっとも不思議なのはジャムおじさんに飼われている愛犬チーズだ。このように何でも人間になる世界で、ただの犬として飼われていて、言葉もしゃべれない。しかしなぜかロケットの運転とかできる。不思議だ。

そしていつもおいしいところを奪っていくのはジャムおじさん。ただのパン屋とは思えないほどメカに強く、明らかに最強のアンパンマン号を作っている。強い。何度もアンパンマンを助けただけでなく、かなりの強敵も倒している。うーん。影の主役なのだろうか。

うきぐも城のひみつは、最もいかすロールパンナを前面に押し出したストーリーで、なかなか良い。そのかわりちょっとアンパンマンの活躍シーンが少ないのだが、映画では他のキャラが活躍するのはしかたないのかな。なにせキャラが多いのがこの作品の特徴でもあり、魅力でもあるので。