話す力の伸ばし方

本屋で気になったので買ってみたのだがあっさり読了。基本的にはパワートークと呼ばれる比較的強引な話テクニックの本。「ハーバード流」ってのはよくわからないが、内容はけっこうシンプル。

基本的にはリードするパワートークをしなさい。ただ、パワートークは過ぎると単なる独演会になるので、「聞く」技術も身に付けてバランスをとりなさい という話。けっこう紹介されているパワートークテクニックは日本人の感覚だと「えぐい」気がするがどうだろう。ただ、巻末にある訳者あとがきに、アメリカではパワートークは主流だが、日本ではマイナーだという記述があり、なるほど納得。

呼んでいて思うのは、私はけっこうパワートーク派なので、「聞く」方もバランスをとってやらないとね。とも思うが、ここ10年ぐらいのテーマなんで、あんまり目新しい話は無いかなって感じ。しかし、ここまでパワートーク中心の本は少ないような気もするので、リードするのは苦手な人には、軽い読み物としては良いのかもしれない。

なんども書くが、ハーバード流ってのはどうかと思うし(ハーバードの先生が書いているだけのような気がする。)大してまとまっていたり、体系だっているわけでもないのがちょっと物足りないか。

ハーバード流「話す力」の伸ばし方!―仕事で120%の成果を出す最強の会話術