大山倍達正伝

大山倍達正伝

読みました。空手バカ一代を読んで極真に入門したものからすると、面白いです。

漫画は漫画とは思っていた部分もありますが、真実の大山総裁もやはり偉人ですし、極真空手を世界の極真にした功績は微塵も揺るがないとは思います。

著者は大山総裁への愛に満ちており、逆に人間的な総裁の一面を見れた事も興味深かったです。

戦後の日本における朝鮮人同士の抗争などは、戦後だいぶ経ってから生まれた世代からすると全く未知の領域で、これも面白かったです。

大きく人間大山倍達と空手家大山倍達に別れる構成ですが、どちらも読後感は意外なほど清々しいものでした。

空手バカ一代世代にはおすすめです。