ケーブルテレビの8月の目玉でしたので見ました。映画秘宝でけっこう話題になっていたので、気になっていたというのもあります。
アメリカの文化人類学の学生がスウェーデンの夏至祭の取材に奥地のカルトっぽい村に行きます。
そこで。。。
という出だしです。
この村、夏至なこともあり、夜中でも日が出てます。明るくて綺麗でいつもニコニコしています。
村もおどろおどろしさは皆無で、ある意味ホラーの対極にある映像美です。
主人公は妹が両親と無理心中して天涯孤独になっており、心にも妹と同じ病を抱えています。彼氏との仲も微妙で、色々辛い感じです。
というさほどホラーとは関係ない描写が始まってから1時間ぐらい続くのですが、妙な感じの明るさが愚役に不気味で意外と全体通して短く感じました。
後半も相変わらずの明るさと淡白さなんですが、そこがなんともいえない狂気をはらんでいて、意外と言ってはなんですが、ホラーとして面白かった。ホラーとして賛否両論なのもよくわかりますが、こういうのもありだなと思いました。ある意味ホラーの可能性を感じた作品です。