火星の人

 

読了しました。年末から読み始めていたのですが、SFアクションですが、ほとんど誰も死なない。

火星に事故で取り残されたNASAの宇宙飛行士がサバイバルし、NASAが必死に救出を考える話。アクションは全体に少なめで、大半は火星でのサバイバルについての科学的な話になりますが、そういう科学に詳しくなくても、面白く読めるところが秀逸です。

非常に困難な状況において、制限された手段で対応していくというシチュエーションは、昔製品保守部門でトラブル現場に夜中に1人で行って、対応していた時代を思い出して、ちょっと息が詰まる感じをリアルの思い出しました。

アポロ13でも思いましたが、アメリカの科学者たちのトラブルに対応するために叡智を結集するスタンスはいつもながらすごいと思う。

さて、この原作を映像化して何か大ヒットする映画になるイメージが湧かないのですが、ちょっとみてみないといけませんね。今更ながら気になってきました。