C&C 日本軍のハワイ奇襲

C&Cのプレイブックにある、ハワイへの日本海軍の奇襲ですが、そもそもハワイ方面に行くには一度の移動で行くことができず、海の上でたくさんのスタックが一度止まらざるを得ず、それを見てから慌ててアメリカが準備とかすれば対応出来るのでは?それが出来ると奇襲にならないのでは?というのが気になりました。

ルールを見ると、海上移動は敵のユニットのいる海を通過できないので、海の上に船か飛行機を出しておけばそこで食い止められるのも気になりました。

ルールをよく読むと、15.24に騙し討ちルールがあります。

通常、移動の前に宣戦布告し、敵認定しますが、日本はゲーム中に一度だけ、宣戦布告前に平時移動して、ライバル扱いの敵が占める海を通過して移動できます。これにより、ハワイの周りをユニットで固めても、ハワイまで日本艦隊が来ることができるのですね。

その次に、日本の空母と飛行機だけの騙し討ち攻撃をして、その後、通常戦闘になります。この通常戦闘も宣戦布告側の奇襲先制攻撃が有効です。

日本本土(東京、大阪、九州)からハワイに2回の移動で行こうとすると、NORTH CENTRAL PACIFIC OCEANかCaroline Sea経由になります。前者の場合、2回目の移動が2移動で済むので、実は船団を連れて上陸作戦も可能です。後者は3移動力が必要になるためじょうりくさくせんは出来ません。ただ、ここからマニラが3移動力の射程圏内ですし、ラバウルも射程圏内です。もしハワイの部隊が反応して分散した場合はそちらを狙うなどのオプションもありますし、アメリカはそれらのオプションのどれを想定するかも難しくなります。

ハワイ奇襲で注意しないといけないのは、騙し討ち攻撃が可能なのは、空母と飛行機だけになります。また陸地に対する攻撃と、海上での戦闘はルールが異なります。ハワイ主力がハワイ島にいる場合と、ハワイ沖にいる場合でどうするかが若干異なります。

また、そのタイミングで、マニラとシンガポールを攻めたいところではありますが、シンガポールを攻めるには恐らく、ベトナムかタイに空軍とおいておく必要があります。そうしないと、普通の空軍が届きませんので、海軍が行かないといけなくなります。これはマニラもそうで、台湾以外では、サイパンに軍隊を置かないといけません。船団と空軍が届くところはこのあたりになります。ペリリューにもスタック制限なしで置けますが、ここにおいた部隊は増強できないので、どの程度の部隊を置くかというところでしょうか。

南京の部隊は空母と戦艦のみは移動3なのでマニラに届きますが、空軍と船団が届かないので、やはり台湾からの出撃になるかと思います。

日本軍はなんといっても騙し討ちルールが凶暴なので、これを最大化するようにした方が良い気がします。できればハワイ、マニラ、シンガポールを同時攻撃したいところですが、特にシンガポールを攻撃するにはベトナムか、タイに軍隊を置いておく必要がありますので、事前準備が必要です。また、先制の空軍と空母の攻撃を増やす技術は急降下爆撃しかありませんが、これは対船だけなので、陸軍に対してはさして効果はありません。どちらもマニラもシンガポールも上陸作戦になりがちなので、そうするのであればアムトラックで通常歩兵が上陸戦闘できるようにしておく必要があります。それが出来なければ、海軍陸戦隊を強化することになりますが、上陸できるのは1ユニットだけなので、どのみちきつい感じです。その場合は首都に籠っている部隊を直接上陸するのではなく、その隣に上陸して、そこから次の季節に陸路移動でしょうか。その場合は空軍の騙し討ち攻撃も奇襲もできないので、普通の戦闘になります。あとは、空軍と海軍による襲撃戦闘で、ある程度防御力を削いでから、次の季節に攻撃でしょうか。これが1番安定する気がします。(特にシンガポールとマニラ)