映画上映会

地域でやっている、幼稚園児向け映画上映会に行く。600円で3本立て。近所の小ホールでやるらしい。上の娘と二人で行く。一本目は「鉄腕アトム 地球防衛隊」。

いきなりオープニングがモノクロで心配したが、本編はカラー。なぜだろう? 実は私はこの映画が一番面白かった。この映画だけ30分と長めだったのに加えてストーリーが良い。どんなストーリーかというと....

月へ向かっていた御茶ノ水博士が宇宙人の攻撃に合い行方不明に。アトムは月にいる地球防衛隊と連携して御茶ノ水博士探索の任を帯びて月へ。

月ではあまりしられていなかったが、宇宙人との過酷な戦闘状態にあった。(まるでスターシップトルーパーのよう)荒くれ者そろいの地球防衛隊は腕は優秀だが、チームワークが無い。宇宙人のスパイがいるのでは?と言い出すものまでいる。

その中でアトムは「僕の電子頭脳はこの中に宇宙人のスパイがいることはわかっています。ただし今はそれが誰なのか言うべきではないと判断しました」などという。

宇宙人の襲来をからくも撃退した地球防衛隊は、一匹の重傷の宇宙人を捕虜にする。捕虜に対して尋問すべきと唱える地球防衛隊の中でアトムだけが捕虜をかばう。そのやさしさに打たれて捕虜は本隊の位置をアトムに告げて息を引き取る。

本隊にたどり着いた地球防衛隊は、結局御茶ノ水博士を人質に取られ全員捕虜に。宇宙人の目的は地球人の知識を電子頭脳で吸い取ることだった! しかしロボットであるアトムだけは電子頭脳に行動を制限されることなく、応援を要請する。その相手はなんと地球防衛隊の司令官の秘書だった。「あなたなら敵の電子頭脳の止め方がわかるはず」

そして応援に来た秘書は電子頭脳を停止し、そのタイミングでアトムの大暴れでお茶の水博士を無事救出。そこへ敵の大部隊が宇宙船でまわりを包囲! アトムが一人で暴れて注意をそらしている間に地球防衛隊は兵器にたどり着き形勢逆転。一気に全滅させる。

司令官の美人秘書は、実は宇宙人が変身していたのだが、すっかり地球人の心まで身に着けてしまい、司令官の娘として暮らす道を選んだのだった。

こうしてアトムと御茶ノ水博士は無事に地球に帰るのであった。ところで、御茶ノ水博士は何のために月にいったのかはついに明かされることは無かった(W