破戒

破戒

破戒

島崎藤村なんだけど、仮名遣いが古いのもあって、なかなか読み進められないのがつらかったけど、後半はだいぶなれて、今日の握手会で待ってるときに一気に読み進んだ。

同和問題がテーマなんだけど、現代に生きていると、ほんとうにそんな差別があるのか?と思う事もあるけど、明治時代はあまりにひどい状況にあったのだなと知るのにも良いかも。
恐ろしく暗いテーマで、ストーリーもまた負けないぐらい暗いのだけど、なぜか読後感は清々しい。
けっこう良いなぁ。