フリードリッヒ

今年初めてのぼげは、「フリードリッヒ」。

いわゆる7年戦争でのフリードリッヒ大王の戦争ゲーム。プレイヤー4人は
プロイセン、フランス、ロシア(with スウェーデン)、オーストリア(with神聖ローマ)で
基本的には3人で一人(プロイセン)と戦うゲーム。ただし勝者は一人だけ。
プロイセン側はそれぞれの国ごとに戦略目標地点があり、それを全て制圧すればその国プレイヤーの
勝利。イベントで次々と国が脱落していき、3国(フランス、ロシア、スウェーデン)が全部脱落するまで
誰にも勝たせなければプロイセンの勝ち。

面白いのは神聖ローマ帝国で、最初はオーストリアプレイヤーがプレイするが、
フランスかロシアプレイヤーのどちらかが最終的にはプレイすることになる。
どちらがプレイするかはイベント次第。ロシアはイベントで扱う国が一つになり、(ロシアかスウェーデンのみとなる)

直接的には各国の戦略目標地は重なっておらず、共同で戦うということはない。
プロイセンはあちこちでうまく機動防御というか、地帯戦術を行いつつ、必要なところでは攻勢にも出る必要がある。

ルールは非常にシンプル。マップはエリアが妙に多いが、盤上のユニットは非常に少ないので、シンプルだ。
ユニットに個体差はほとんどない。1ユニット=将軍だが、将軍による個体差はなく、イベントで時々
ちょっとした制限がある。

私はフランスを担当したが、序盤で大勝したものの、中盤で戦略的に悩んだ挙句無駄な動きをしたのが失敗。

ロシアが論理的に最短なターンで脱落するという運のよさもあって、プロイセンが見事に逃げ切った。
全員素人ではあったが、最も難易度が高いプロイセンで最後まで持ちこたえたのは見事だった。

そんなに思い入れのあるわけではない、7年戦争ではあるが、ゲームとしては非常に良く出来ている。
開発に14年かけたのは伊達ではないということか。