ついにプレイしました。合宿級のモンスターゲームで、2日間でインスト含めて時代一つしか出来ませんでした。
とにかくルールが膨大で、分担して最新英語版の日本語ルームも作っていたのですが、結局自分の分担したところしか読んでいないという状態。
ゲーム的には、1444年からスタートして、1800年代までの400年ほどのヨーロッパ中心の時代を国を率いてプレイします。最終的にもっとも威信が高い国のプレイヤーが勝利者になります。
だいたい100年ぐらいで1時代になっており、各時代は4ラウンドにわかれており、1ラウンド25年ぐらいになります。
行動するには通常君主点というコストをしはらい、何かをします。君主点は、三種類に分かれており、ラウンドの最後に、その時の君主の能力と、やとっている顧問の能力に応じて補充されます。また君主点とは別にお金があり、これも基本的には税収で毎ラウンドもらえます。
リソースとしては他にアクションカードがあり、通常のアクションのようにアクションカードによるアクションも可能で、このアクションカードも君主点やお金といったコストを払ってアクションとしてアクションすることができます。
また、各ラウンドで各プレイヤーは1回必ずイベントを選んで実施する必要があり、このイベント実施もアクションとして行います。イベントは、全体に影響するものや、特定の国やエリアに影響するものが大半です。歴史上の有名なイベント、例えば100年戦争や薔薇戦争などもこのイベントで表されます。
威信の獲得は、主にミッションやマイルストーンという目標達成で手に入ります。ミッションは国別にシークレットで持っているもので、マイルストーンは時代ごとに公開されています。多くのものは領土拡張などのなんらかのアクションやイベントの結果で条件が整うと宣言して得点することができます。この得点が非常に大きいので、基本的にはマイルストーンとミッションの達成を目指していく事になるかと思います。
それ以外にも、神聖ローマ帝国のルールや、教皇のルール、大量にある中小國、世界の探検、アイデアなどとにかくルールがてんこ盛りで、間違えないようにプレイするだけで大変です。
たくさんのシナリオがありますが、今回は6人でプレイ可能な最大のシナリオをやっていました。自分はフランスで、他にイングランド、カスティリア、オーストリア、ポーランド、オスマンです。フランスは100年戦争終結直前なので、まだフランス全土を掌握できておらず、一部をイングランドに占領された状態でスタートです。それにもかかわらず、国力はそれなりにあり、このあと確実に起こる薔薇戦争に備えないといけない、イングランドとうまく調整して、まずは国内統一を目指し、その後東に目を向けていくという展開で、これはミッションでもそれを思考するようになっています。並行して、海軍を作り、新大陸（とくに北米）を目指す流れと、イタリアにちょっかいを出す流れが用意されています。特にブルゴーニュ併合イベントがあり、それらをうまくやれると、国力的にはかなり有利になります。
とはいえ、国力そのものはゲーム終了時点では、威信になるのですが、それまでは特に点数にはならないので、こつこつ離されないようにミッションやマイルストーンを早めに取っていくことが必要です。特にマイルストーンは早めに達成するほど得点が高いので重要です。
マップがあり、歴史的なイベントなどもあり、非常に面白いゲームです。研究しがいがありますが、とにかくプレイに時間がかかるのと、ルールが多すぎるのが難点です。ただ、何度でもチャレンジしたい傑作な感じがします。
