コマンドマガジン 162

 

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届いてました。ヒストリーワールドのような三国志なんですね。毎ターン各プレイヤーが陣営などを選んでプレイし、VPを獲得する。過去の同じ色のコマを含めてVP計算します。HoWでは国を選ぶ形ですが、このゲームでは群雄や武将の3枚セットを選びます。それぞれに色々な特色やルールがあってキャラゲーの要素もたっぶりです。

盤上にあるのは色のついたコマが大半なのでシンプルです。どのセットを取るかは選べますが、先頭以外のセットを取るとチットを払う必要があります。不人気なセットには次々とチットが乗っていき、そのセットを取った人がたまったチットをもらえます。チットはVPでもあるので使って良いセットを取るかは、使わずに貯めるかはジレンマです。この辺りもよくできてますね。HoWでは序盤にリードすると後半まともな国をなかなかもらえないのですが、必ずしもこのゲームではそうではありません。

よくできてそうです。

記事はシミュゲームとボードゲームの境界線の話。どちらも好きなので、さほど違いには気になりませんが、昔よりシミュレーションゲームのプレイアビリティが上がるのは良いことです。リアルでも、面倒だとやはり楽しく遊びにくいですし。

 

古畑任三郎 シーズン1

年末にまとめてケーブルで放映していたものを録画して見ています。

 

1.死者からの伝言 中森明菜

金庫に閉じ込めて窒息死させた死者からのダイイングメッセージの謎です。

もう一つは犬が、被害者のスリッパをいつ悪戯したか。古畑の言葉に追い詰められていきますが、裁判だと状況証拠的には黒でもそこまで決定的かな?とも思いますが、中森明菜の抑えた演技と、雨の洋館というシチュエーションでなかなか物悲しいエンディングもあり第一話としてはインパクトあります。

 

2.動く死体 堺正章

歌舞伎座で起きた墜落死は実は殺人だったもの。死体を上げたエレベーターを下げなかったのは何故か。がポイントだが、これも古畑の話術にやられて自白した感ありかな。堺正章の演技はなんか気になりますが、歌舞伎役者という設定ならまあ良いかな。

古畑は懐中電灯で罠を仕掛けますが、それ自体は決定的な証拠となりません。でもこの辺りのやりとりはサスペンスとして面白い。

 

3.笑える死体 古手川祐子

強盗に対する正当防衛に見せかけた恋人の殺人。被害者と犯人の関係性の有無がポイントですが、なんか調べればわかりそうな気がします。でも、ドラマ的には最後の晩餐でのクライマックスでの解決なんでしょうね。しかし犯人の最後の犯行の動機の微妙な違いはちょっとわかりにくいかな。

 

4.殺しのファックス 笑福亭鶴瓶

ファックスを使った偽装誘拐をカモフラージュにした妻殺し。これまでの三話と違って犯人が浮気のための妻殺しなんで肩を持てません。

最後に決定的な罠を仕掛けるのは古畑の常套手段でしょうか。甘いのと辛いの交互に食べ続けるのが面白い。

 

5.汚れた王将 坂東八十助

将棋指しが封じ手をどうやって誤魔化すかと、殺人の現場がどこだったかの証拠の話。封じ手はたまたま立会人を殺してしまったので色々書くチャンスもあったかもしれないが、元々隙をついて楊枝で書くというのはかなり無理がある。書けなかった白紙なので全部破綻するのだけど、いろいろ苦しい。とはいえ、不可解な手を差して露見するシナリオは結構良い演出。

 

6.ピアノレッスン 木の実ナナ

心臓まひに見せかけてスタンガンで殺す話。殺人の時に切れたピアノの弦が決定的な証拠になるが、なんとなく証拠的には厳しい気もするけど、自白したからいいんですかね。最後のぶをわきまえなさい のセリフがなんとなくピンとこなかったが、最後に先生に演奏する機会を古畑は犯人に与えたような気がするが、犯人は単に古畑が局を聞きたくてそう言ったのだと思ったのか。

 

コマンドマガジン162

 

 

イエサブとか回ったけどどこにも売ってない。Amazonも何故かKindle版しか売ってない。

仕方ないのでいつものクロノノーツで通販頼んでしまいました。ついでにもうひとつ大物頼んでしまいました。

イエサブ行ったら太平洋艦隊完全版が並んでいて、ものすごく買おうかと思ったのですが、GMTの大物太平洋戦争買うので思いとどまりましたw

トクサツガガガ

 

途中まで見てなんとなく放置してましたが年始にやっと見終わりました。

隠れオタの日常なんですが、妙に熱かったりしてなかなか面白かった。

特に主役の小芝の演技が良かった。驚いたり、思い出したり、極端な顔芸的なのもあるかと表情豊かで良かった。

NHKドラマなかなか良作多い気がします。

 

アーカム探偵綺譚

 

 

日本語版でこれが読めるとは楽になりました。

ということで、年末にちょこっと本屋で買って読んでました。

謎解き重視のトレイル・オブ・クトゥルーのシナリオ集と言うことで期待大です。

アーカムとありますが、基本的にニューヨーク近郊が舞台です。また探偵とありますが、どちらかというと警察寄りの事件が多いです。警察か連邦警察関係者がいないと成り立たないシナリオが多いです。

一応キャンペーンと書いてありましたが、5つのシナリオの関連性は低く、必ずしもキャンペーンとして実施する必要はないようです。順番はよくよくと一部には順番を意識したほうが面白い設定もありますが、必ずしもそれに従う必要もないようです。

内容的には短めのシナリオが5つです。そこまで込み入ってないですし、登場する人物も多くないです。シナリオの書き方はなかなか面白くて、これがアクション中心なのか、会話中心なのかがシナリオに書いてあります。こういうのはわかりやすくて良いですね。

また読んでおくと良いラブクラフトの小説がまるまるひとつ新訳で入ってます。参考小説を仕方なく買ってる身としてはありがたいですし、初心者キーパーにもおすすめですかね。

シナリオ的には結構難しいのが多そうです。一応流れはある程度ついているので、キーパーが悩みすぎる事はないと思いますが、最後プレイヤーがどうするのか興味深いシナリオがいくつかあります。また本来のキャラとは別にショートシナリオを別のキャラでやってから、本編に入るパターンのシナリオは実に面白いです。ここでの行動が本編に影響するというのは良いアイデアです。ただ、そのアイデアをどう使うのか、具体的にあまりシナリオ自体には書いてないので、キーパーやプレイヤーがどう振舞うかでこのアイデアは面白さが大きく異なるのが難しそうです。

時代的には30年代シナリオで、通常のクトゥルフとルールが違うので、簡単に20年代クトゥルフと連携できないのは残念ですが、面白そうです。

このシナリオはインスマス襲撃と深く関わっているシナリオが一つあります。なので、インスマスからの脱出をやってからの方が良い気もしますが、ちゃんと連携しているのかどうか確かめていないのでちょっと心配です。

トレイル・オブ・クトゥルーシリーズはいっぱいシナリオ出ているので、どんどん出してほしいですね。とくにキャンペーンを。今後も楽しみです。